深く考えず行動する子でした。昔から。
続き▽

誰もが老いるなんて判っているのに、若い時は他人事だった。

実家から札幌へ戻る際、JRの乗り継ぎ時間が結構あった。最寄り駅は高校がある町なので、暇つぶしに校舎を見て来た。田舎は18時台でも真っ暗。街灯も少ないし、そもそも人が歩いていない。そんな中でも殆ど迷わずに高校の前に着いた。35年前に歩いた道でも身体が覚えているものなのか？　街並みも景色も変わっているのに。
でも、もう高校生活の記憶は忘れた。

母が転んで歩けないと父から電話。
こんなご時世だから控えていたけど、心配なので急遽実家へ向かう。とりあえず元気そうな姿を見て安心した。滞在時間２時間の実家。まだ元気でいて欲しいと思った。