ぱいどん。
2020,03,03, Tuesday
手塚治虫AI「ぱいどん」を読んだ。
手塚治虫が存命で漫画を描き続けていたら、果たしてどんな漫画を描いているのだろうか? そんな夢のような話を現実化するべく生まれたプロジェクト「TEZUKA2020」。
人工知能(AI)技術をを使って、手塚治虫の新作漫画を生み出す事は可能なのか。「モーニング」13号に発表された新作漫画は巻頭カラーを含む21ページ。「前編」となっているが、「後編」掲載は未定。
漫画として、物語として、手塚治虫のエッセンスは感じるが、やはり今回のAIの担当は過去作から抽出した「手塚っぽい」キャラクターの顔とプロットのみで、それを元にして手塚の関係者で構成した漫画。そこはどうしても仕方が無い部分だ。まだAI技術は「手塚治虫」を複製も完全に出来ないレベルなのだ。だが、未来に向けてこの技術が発展すると「何か」面白い作品が生まれて、本当に手塚治虫が生きていたなら、それを面白がるだろう。そして「あんなのダメです。自分の方が面白い」と言ってくれるだろう。
続編とプロジェクトの未来に期待している。