百合若回顧録(5)。
2016,02,28, Sunday
「仮面ライダー」を始め、数多くの特撮ヒーローを生み出した、石ノ森章太郎。70年代はまだ石森名義で、個人的にはこっちの方がしっくり来てしまう。しかし少年マガジンを読んでいた私は、石森漫画と言えば「ロボット刑事」(1973年連載)、「鉄面クロス」(1974年連載)、「鉄面探偵ゲン」(1975年連載)、「多羅尾伴内」(1977年連載)を愛読していた。
小学生の頃は毎月近所の理髪店で髪を切っていた。そこで読む「週刊少年マガジン」が楽しみだった。この為に散髪に行ったようなもの。こうして思い返してみると、マガジンはよそで読む「大人の漫画雑誌」だった。
だからその頃のマガジン連載の漫画は、リアルタイム。
小学生の私の目に映る石森漫画は、非常に暗く、心に残った。それ以前の「変身忍者嵐」(1972年連載)も然り、親子、父子、母子の対立がドラマの中心になっていると感じ、私にはちょっと重過ぎた。
でも少年サンデー連載の「かんばれ!!ロボコン」(1974年連載)はコメディで、シリアスとギャグを同時に描ける才能にも驚いた。
〈続く〉
小学生の頃は毎月近所の理髪店で髪を切っていた。そこで読む「週刊少年マガジン」が楽しみだった。この為に散髪に行ったようなもの。こうして思い返してみると、マガジンはよそで読む「大人の漫画雑誌」だった。
だからその頃のマガジン連載の漫画は、リアルタイム。
小学生の私の目に映る石森漫画は、非常に暗く、心に残った。それ以前の「変身忍者嵐」(1972年連載)も然り、親子、父子、母子の対立がドラマの中心になっていると感じ、私にはちょっと重過ぎた。
でも少年サンデー連載の「かんばれ!!ロボコン」(1974年連載)はコメディで、シリアスとギャグを同時に描ける才能にも驚いた。
〈続く〉